葉酸の欠乏が招く様々な症状!貧血・妊娠などへの影響は?

あなたは大丈夫?葉酸の欠乏が招く様々な症状。

妊活に取り組んでいる時は食生活や生活習慣を改善される方が沢山います。そこで注目されているのが「葉酸」です。

妊活には葉酸を摂取しましょう

妊活には葉酸を摂取しましょう

妊娠初期に葉酸を摂ることが大切

妊活に取り組んでいる時は食生活や生活習慣を改善される方が多いですが、食生活の面では特に葉酸を意識的に摂取する様にすると良いでしょう。

妊娠初期から3ヶ月までの間は受精卵の細胞分裂が盛んに行われる時期で、この時期に意識的に葉酸を摂取する事で胎児の先天性異常のリスクが軽減されるという事で早くから葉酸を摂取する事が推奨されています。

葉子さん
でも、病院で検査して妊娠が確定する頃には、もう数週経った後ってことも・・・。

そういう方もいらっしゃいますよね。ですから、可能であれば妊娠前から葉酸を摂取しておく事が望ましいです。妊娠前から摂取をしていても特に問題がある訳ではありませんので心配はいりませんし、過剰に取りすぎてしまった場合は体外に排出されていきます。

毎日手軽に摂取できる葉酸サプリメント

日常の食生活の中で葉酸の1日の必要量を補えれば一番良いのですが、毎日摂取するのはなかなか難しいので、簡単に栄養を補給する為にサプリメントを利用する事をおすすめします。

最近ではビタミンやミネラルなどその他の成分も一緒に摂取出来るサプリメントも販売されていますし、妊活用に安心で安全に飲めるサプリも増えて来ています。サプリは栄養補助食品ですので、食生活に気をつけつつ、足りない分をサプリメントで補うつもりで飲みましょう。

葉酸の特徴って、なに?

葉酸の特徴って、なに?

遺伝物質に大きく関係する葉酸

葉子さん
葉酸ってあまり聞かないなぁ。一体、何の役に立つの?

葉酸と言う言葉はあまり馴染みがないかもしれませんが、実は大切な栄養素です。体内では、アミノ酸やビタミンの代謝などに役立つ、という特徴を持つ栄養素とさていますが、特にその重要性が増すのは、女性の妊娠初期の頃とされています。

葉酸は、遺伝物質の核をなす、DNAやRNAなどの生成にも大きく関与する栄養素です。

これだけをみても、赤ちゃんの基礎が生成される妊娠初期に重要な役目を果すことが理解できるでしょう。昔はこのことは知られていなかったのですが、時代と共に研究も進み、葉酸と遺伝子の関連性が確認されたことから、葉酸の大切さもクローズアップされてきたのです。

葉酸ってどれくらい摂取すればいいの?

この栄養素は、普段生活するなかで取り入れるぶんには量的にも問題はないのですが、妊娠するとその必要量が一気に倍近くに跳ね上がるので、意識して摂取することが必要になってくるのです。

妊娠初期の頃に葉酸が不足すると、赤ちゃんの脳や神経に重大な影響を及ぼすことがあり、場合によっては赤ちゃんが病気になってしまう例も知られています。

摂取の理想量としては、一日に400μgくらいがベターといえます。さりとて、「取れば取るほどいい」という問題でもないので、御用心。多くても、一日に1000μgくらいの摂取にしておいてください。

厚生労働省が推奨する女性の葉酸摂取基準(μg/日)

年齢/状況 推定平均必要量 推奨量
15~29歳 200 240
30~49歳 200 240
50歳以上 200 240
妊婦 370 440
授乳婦 280 340

厚生労働省 「日本人の食事摂取基準の概要」

「μg」ってなに? 重量の単位。「マイクロ」は、「100万分の1」を意味します。1mgが1000μg(マイクログラム)なので、400μgは0.4mgですね。

葉酸と幼児に与える影響

葉酸と幼児に与える影響

葉酸が含まれる食品と予防効果

葉酸は、細胞分裂や、DNAの合成に必要な成分で、ビタミンB群の一つです。予防効果は、肺がん、直腸がん、貧血予防などです。また、神経系欠損症などの胎児の先天性奇形の予防、心臓病などの予防効果もあります。

食品で葉酸が多く含む食べ物は、動物性では、レバーに多く含まれます。植物性では、ホウレンソウや、枝豆、ブロッコリーなどの緑の濃い野菜(葉物野菜)に多く含まれています。

葉酸が不足すると高まるリスク

葉酸の1日の推奨摂取量は、男性で264~285μgで、女性は244~285μgです。 妊娠の方の場合、葉酸の欠乏により、赤ちゃんが、無脳症で生まれてくるリスクがあり、最悪の場合は、出産後に死亡してしまう赤ちゃんもいます。また、幼児が自閉症となるリスクも多くなります。

自閉症のほかに、言語障害や、歩行困難などの障害も発生する可能性があります。妊婦の場合、通常の摂取量(244~285μg)に加え、80μgを摂取する必要があります。

葉子さん
でも、妊娠中なんか動けない時もあるのに、そんなに野菜中心の料理なんて作れないよ~!

そうですね。葉酸を摂取するには、食品から全て摂取するには困難な場合もあります。 妊娠の方が必要とする量は、ホウレンソウで例えると、約一束(200g)必要ですが、これはあくまで「生」で食べた時の場合で、茹でると半分以下になってしまいます。そのため、厚生労働省では、サプリメントでの摂取を推進しているのです。

葉酸の欠乏による症状と吸収を妨げるもの

葉酸の欠乏による症状と吸収を妨げるもの

葉酸の科学的背景

葉酸はビタミンM、ビタミンBg、プテロイルグルタミン酸とも呼ばれ、水溶性ビタミンに分類される生理活性物質です。

1941年に乳酸菌の増殖因子として、ほうれん草の葉から発見され、体内で還元を受けジヒドロ葉酸を経てテトラヒドロ葉酸に変換された後補酵素として働くことがわかっています。

葉酸を多く含む食品は、レバー、緑黄野菜、果物ですが、加熱や長期保存による酸化により栄養素が損なわれるため、新鮮な生野菜や果物がよい供給源となります。

葉酸の欠乏と考えられる原因

葉酸が欠乏すると巨赤芽球性貧血を引き起こしたり、母体に欠乏症が見られた場合は、胎児にとっても先天性の神経管欠損症のリスクが高まります。

舌炎、下痢、うつ状態、体重減少を引き起こす事もあり、貧血は潜行性に進行する場合があり、代償機構が存在する為に症状から推定されるよりも重度の可能性があります。

欠乏の原因は、摂取不足、吸収不良、多様な薬物の使用によって生じる事が一般的とされています。大量の飲酒は吸収及び代謝の妨げとなりますので注意して下さい。

この欠乏症は、1日1回の経口投与により改善されますので、症状に心当たりのある方は、かかりつけの医師に相談されるのも良いかもしれません。

ここがポイント!
葉酸は加熱に弱い!新鮮な生野菜の摂取を心掛けましょう!

葉酸の欠乏が引き起こすあらゆるリスク

葉酸の欠乏が引き起こすあらゆるリスク

葉酸は「造血のビタミン」

葉酸というと、一般的に妊婦さんが積極的に摂取すべき栄養素というイメージがあります。しかし実は、全ての人にとって必要不可欠なものなのです。 葉酸はビタミンの一種です。

ビタミンは体の様々な機能を助けたり、調整維持する役割を担っています。ビタミンB12とともに「造血のビタミン」とも呼ばれ、赤血球の生成に関わっています。

そこで葉酸が欠乏すると赤血球が不足し酸素が十分に送れなくなってしまうので、めまいや頭痛、息切れがするなどの貧血の症状が見られるようになります。

体に必要な組織に欠かせない葉酸

細胞の生成にも関わっており、体の粘膜を健康に保つという役割も担っています。細胞の生成が上手くいかなくなり粘膜が弱ってくると、傷ついても容易に修復することが出来ずに、口内炎や胃潰瘍になったりします。

妊婦さんが葉酸不足になると、胎児の細胞分裂がスムーズにいかなくなり先天性の障害を引き起こす原因になります。その為妊婦さんは特に注意するように言われるのです。

そのほかにも、血中アミノ酸の一つであるホモシステインを抑制する効果があり、葉酸が不足するとアルツハイマー型認知症のリスクが高くなると言われています。

逆に、意識的に摂取することで記憶力がアップし、脳が活性化したという研究報告もあります。体外に排出されやすい栄養素なので、毎日の食事で一日の必要量を摂取することが望まれます。

葉酸と睡眠障害について

葉酸と睡眠障害について

ドーパミンの機能を修復する葉酸

葉酸は、ドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質の代謝にも関わっています。

タンパク質と結合した葉酸は、脳へ運ばれた後リン脂質の機能維持を行います。リン脂質は神経細胞が正常な信号伝達を保つ為に必要なのですが、活性酸素の影響で破壊されてしまうことがあります。

葉酸はその修復に効果を発揮します。 睡眠障害の一つである「むずむず脚症候群」の原因として、葉酸不足があげられています。

むずむず脚症候群の主な原因とみられるドーパミンの機能障害に、上記のように葉酸が関係している為です。

葉酸サプリで睡眠障害の改善と過剰摂取による副作用

サプリメントで不足分を補ったところ、症状の改善がみられるケースがあります。 水溶性ビタミンですので、体内で消費出来ずに残ると尿と一緒に排泄されてしまいます。

そこで必要量を毎日摂取することが望ましいのですが、過剰摂取の副作用として不眠症がみられる例があるようです。ただ日々の食事から摂取する分には過剰摂取の心配はありません。

葉子さん
葉酸を十分にとらないと、妊娠中でなかったとしても色んなリスクがあるんだね!特に妊娠中は、お腹の赤ちゃんのためにもしっかり摂取しようっと。