
妊娠中、そして妊娠前から摂取すると良いと言われている葉酸ですが、葉酸とは何なのか、どのような効果があるのでしょうか。
今回は、葉酸不足で起こるさまざまな症状とその関係性、葉酸サプリの活用法について紹介します。
目次
葉酸サプリを摂取すると代謝があがるわけ

葉酸は水溶性のビタミン
妊娠中、そして妊娠前から摂取すると良いと言われている葉酸ですが、葉酸とは何なのか、どのような効果があるのでしょうか。
葉酸はビタミンBのひとつで水溶性のビタミンです。ビタミンには人の体を正常に働かせるためになくてはならない栄養素の1つで不足すると様々な不調が現れてしまいます。
一日に必要な摂取量は成人男女で0.2mg、妊娠中ですと0.4mgとるのが良いとされています。
妊娠初期は胎児の細胞分裂がさかんな時期で、この時期に葉酸を必要とするといわれるため、妊娠中だけでなく妊娠前に葉酸をとるのが良いとされているのです。
妊娠中でなくても葉酸が必要な理由
葉酸は不足すると貧血になりやすく、母体が貧血状態になってしまうとお腹の赤ちゃんに十分な酸素を送ってあげられなくなってしまいます。
妊娠中だけでなく成人男女でも葉酸が必要な理由は、葉酸の成分には腸菅や口内の粘膜の再生にしようされるので葉酸を十分にとっていると、粘膜はどんどん代謝されて、新しく作られていきます。
代謝がよくなれば腸内環境もよくなり便秘が改善されたり、肌の調子が良くなったりという効果も現れてきます。
葉酸は、ほうれん草やブロッコリー、モロヘイヤ、キャベツ、レバーなどの食品に多く含まれていますが、熱に弱いという性質上、半分近くが口に入る前に失われてしまいます。
補給するために葉酸サプリメントを活用するのが良い方法です。
たくさんの葉酸サプリが販売されていますので、飲むタイプが苦手な方はタブレットタイプを選ぶなどしてご自分にあったものを選んで摂取すると良いです。
葉酸サプリとダイエットの関係について

葉酸はダイエット中におすすめの栄養素
食べると痩せるというわけではありませんが、葉酸はダイエット中に積極的に取り入れたい栄養素の一つと言われています。
葉酸には血液中の赤血球を形成する効果があります。
ダイエット中の食事制限でホルモンバランスが崩れやすいので、赤血球の形成も上手くいかなくなることがよくあり、それを回避するために葉酸が必要というわけです。
葉酸の摂り方
葉酸が多く含まれているものには、レバー、ほうれん草、ブロッコリーなどがありますが、火にかけると栄養が失われるという特徴があります。
ですから、生で食べられる納豆などの大豆製品やイチゴなどの果物方が、100gあたりの含有量は少ないですがおすすめのです。
また、水溶性なので、果物の場合はさっと洗うと良いです。ダイエット中におすすめの葉酸が多く含まれている食材のひとつに枝豆があります。枝豆には、レシチンという余分な脂肪分を排出する効果があります。
葉酸サプリで補う際は過剰摂取に注意
その他には、ブロッコリーなどのビタミンCもきれいな肌を保ちながらダイエットするにはおすすめの栄養素です。葉酸はデリケートなので、葉酸サプリで補うのも手です。
ただし、葉酸サプリの過剰摂取は神経障害などにつながるおそれがあるので、容量・用法を守るように心がけましょう。
頭痛軽減と葉酸サプリの関係

葉酸不足が頭痛の原因?
頭痛を引き起こす原因は様々ですがその中の一つとして悪性貧血によるものがあります。
赤血球を作るには鉄分や他の栄養素も関係してつくられるのですが、実は葉酸もそのうちの一つで葉酸不足になると作られる赤血球が減少してしまいます。
すると体全体にいきわたる酸素の量が不足してしまい、結果脳が酸欠状態になってしまい悪性貧血によって頭痛が引き起こされてしまうのです。
様々な場面で活躍している葉酸
葉酸は赤血球を作るほかにも核酸の合成やアミノ酸の代謝、胎児には先天性奇形の予防など様々な場面で活躍している栄養素です。
葉酸はビタミンB群のひとつで水溶性のビタミンです。野菜ならば枝豆やあさつきなどの豆類や葉物野菜に多くふくまれています。
動物性の食品なら鶏肉や牛肉、レバーなどが上げられ様々な種類の食品に含まれています。他にも海藻や納豆にも含まれているのですがこの葉酸を毎回しっかりと食事だけで必要量を補うとなるとそう簡単なことではありません。
効率的に摂取できる葉酸サプリ
そこで役に立つのが手軽に摂取できる葉酸サプリです。
日々の食事で不足してしまう分を葉酸サプリで上手に補い摂取することで葉酸不足にならないように心がけることができ、悪性貧血からくる頭痛を軽減することにつながるのです。
葉酸とピルの関係性

ピルが葉酸の濃度に影響
月経周期を整えたり、避妊のためにピルを服用している女性も多いでしょう。服用している方は葉酸も一緒に摂取することをおすすめします。
ピルは服用することによって葉酸の血中濃度を低下させる作用があるので、身体は慢性的な葉酸不足になってしまうのです。
結果として貧血気味や食欲がない、胃腸の調子が悪いなどの副作用が現れてしまいます。葉酸は人体にとって重要な働きをもち、欠乏すると様々な病気を引き起こします。
ピルを服用しながらでも葉酸を摂取するには
水溶性ビタミンB郡の一緒で水に溶けやすい性質をもち、使用されなかった分は体外に排出されて体内に留めることはできません。
これらのことより毎日摂取する必要のある栄養素なのです。しかしピルを服用していると、ただでさえ摂取しにくいうえに血中濃度低下ということになってしまいます。
積極的に摂取するには緑黄色野菜が最も適しています。生で食べるのが一番良いのですが、たくさん食べることができませんのでスープや煮込み料理はおすすめです。
妊娠を考えるならきちんと摂取しよう
避妊の意味でピルを服用している人は葉酸が不足しているのですが、もし、今後妊娠を考えているならきちんと摂取するほうがいいでしょう。
不足すれば細胞の分裂・増殖がうまく働かずに胎児の発達障害などのリスクが上がります。
→もっと詳しい胎児と障害の確率に関する知識を知ってリスクを減らしていきたいなら、この記事を読んでおきましょう!
葉酸サプリとピルの関係について

ピルと葉酸サプリの併用
最近では、副作用が少ない低用量のピルもあり、安心安全に使用できるようになりました。しかし、ずっと服用している方にとって、身体に吸収される葉酸が不足しがちになります。
葉酸が不足してしまうと様々な体調不良を引き起こし、貧血や食欲軽減、さらには胃腸のバランスを崩してしまうなどトラブルがあるので注意しなければなりません。
ピルを服用しながら手軽に葉酸を補う方法が、葉酸サプリです。野菜から必要量を全て摂取しようと思ってもなかなか取りきることは困難です。
葉酸サプリの入手方法と種類
葉酸サプリを利用すれば、1日に必要な分を十分に補うことができるでしょう。葉酸サプリは現在、様々な方法で手に入れることができます。
ドラッグストアはもちろんのこと、ベルタ葉酸の口コミで人気のあるサプリメントを手軽に手に入れたいのであればネット通販がおすすめです。
人気の葉酸サプリであれば、リーズナブルな料金で手に入れることができ、さらに安心安全な天然の成分だけしか使っていないものもあります。
また、妊活中や妊娠中でも美容のケアができるサプリメントも数多くあるのでおすすめです。
葉酸サプリと母乳の関係について

妊娠初期に葉酸が必要になる理由
葉酸はDNAの合成を促す
葉酸はDNAの合成に必要不可欠なビタミンで、DNAの合成が正常に行われることで細胞分裂を促してくれます。細胞分裂は脳や細胞、神経系を作ってくれます。
細胞分裂が盛んな胎児期に葉酸が不足すると赤ちゃんが十分に細胞分裂ができなくなってしまい、無脳症や神経管閉鎖障害を発症してしまう恐れがあります。
妊娠に気づく前から妊娠12週まで葉酸を摂取したほうがよいとされているのはこのためです。
血液をつくる役割
もう一つ、葉酸には血液(赤血球)をつくる大切な役割を担っています。
赤血球がちゃんとつくられなくなると悪性貧血を引き起こします。悪性貧血は赤血球が足りなくなると起こる貧血です。母乳は母親の血液からできており、血液をつくることは良質な母乳をつくることに繋がります。
授乳期には葉酸が良質な母乳をつくる
授乳中も葉酸は欠かせない栄養素なのです。しかし生後間もない赤ちゃんのお世話をしながら葉酸のとれる食事を考えるのは一苦労ではないでしょうか。
厚生労働省は食事からの摂取にくわえてサプリメントからの摂取を推奨しています。
葉酸サプリなら手軽に一日の摂取量をクリアすることができます。良質な母乳を作るため、妊娠中だけでなく授乳中も手軽に摂取できる葉酸サプリを摂取することをお勧めします。
葉酸不足と自閉症の関係

葉酸の欠乏で起こるリスク
葉酸は、ホウレンソウから発見された、ビタミンM、ビタミンB9、プテロイルグルタミン酸とも呼ばれる水溶性ビタミンに分類される成分です。欠乏すると、さまざまな悪影響があることが報告されています。
貧血や、免疫機能の低下、消化管機能の異常など。また、心臓病や大腸がんなどのリスクも高まるとされています。この葉酸不足は、主に授乳や妊娠中に起こることが多いです。
葉酸の欠乏が自閉症になる可能性を高める?
また、葉酸の欠乏した妊婦から生まれてくる子供は、自閉症にかかる可能性が高いためです。自閉症にかかる可能性が高まる原因は、現在のところ、結論は出ていません。
有力視されている事は、先天性の脳障害です。つまり、生まれる段階で、すでに自閉症になってしまっている赤ちゃんのことです。
赤ちゃんは、お腹の中にいる時に、母親の日々摂取している栄養を得て成長しますが、母親が栄養不足になっていたり、必要不可欠な栄養が不足している状態だと、脳障害が発生してしまう可能性が高まります。
葉酸は、細胞を作る上で重要な成分です。この細胞を作る成分が不足するという事は、妊娠中の赤ちゃんの神経や臓器などを作る際にも、当然悪影響を及ぼします。
欠乏すれば、赤ちゃんの体も不完全で生まれてくるリスクが高まる事に繋がってしまいます。
葉酸サプリが自閉症の確立を下げたデータ
葉酸サプリを妊婦の方々に与えたところ、自閉症の子供が生まれてくる割合が4割下がったという結果もありますので、妊婦は葉酸を欠乏しないようにしっかり摂取する事が大事です。
葉酸サプリと喘息の関係性について

葉酸の摂取で喘息のリスクが高まる?!
葉酸は妊娠を希望する前から妊娠12週までとることを厚生労働省が推奨しています。
胎児は細胞分裂を繰り返すことで脳や神経系を作っていきます。その時に葉酸が不足すると細胞分裂が正常に行われなくなり、赤ちゃんが神経管閉鎖障害や先天性の障害を発症する可能性があります。
葉酸を手軽にとれるのが葉酸サプリですが、近年妊娠後期に葉酸サプリを摂取すると生まれた赤ちゃんが喘息になる確率が高まるという研究結果がでています。
葉酸サプリに含まれる合成添加物が原因で、合成添加物が含まれているサプリを過剰摂取すると、喘息になる可能性が摂取していない赤ちゃんに比べると25%もリスクが高まります。
これは合成添加物が含まれている葉酸サプリに対しての研究結果で、天然葉酸の摂取ではこの限りではありません。
葉酸サプリは、オーガニックのものを摂取
上記の結果から、妊娠を希望する女性・妊娠中の方は天然葉酸のオーガニック葉酸サプリを摂取することをお勧めします。例えば、オーガニックレーベルの葉酸やドクターズチョイスのオーガニック天然葉酸などが有名な無添加の葉酸サプリです。
天然葉酸のオーガニックサプリは新鮮な野菜や果物を食べていることに等しいので、妊娠中でも安心して摂取することができます。
葉酸は細胞分裂を促すだけでなく悪性貧血の予防や良質な血液を作ってくれます。母乳は母親の血液からできているので、いい母乳をつくるためには良質な血液にすることが大事です。
なので妊娠を希望してから授乳が終わるまで取り続けたほうがよい栄養素なのです。妊娠初期は400㎍・妊娠中期から妊娠後期は240㎍を摂取することを目途に、過剰摂取をしないことが重要です。
葉酸サプリと緑黄色野菜の関係

葉酸の働き
葉酸とは、ビタミンBg、M、プテロイルグルタミン酸と呼ばれる水溶性のビタミンに分類される、活性物質です。乳酸菌の増殖因子として、1941年にほうれん草の葉から発見されました。
体内で還元をされ、ジヒドロ葉酸からテトラヒドロ葉酸に変換され後、補酵素として以下のような働きをします。
- DNAやRNAを構成している核酸の合成に不可欠
- 赤血球の合成
- アミノ酸の合成やタンパク質の生成促進作用がある
- 皮膚の粘膜の強化
- 口内粘膜の強化
葉酸の不足で高まるリスクと必要量
この葉酸が不足すると、DNAの合成に支障を来たし、分裂の活発な血球合成に障害が起き、赤血球障害の悪性貧血などの症状が生じることがあります。
その他にも口内炎、食欲不振や舌炎、下痢などが起きる可能性があります。(葉酸欠乏症)特に妊娠初期は胎児の細胞分裂が盛んで、この時期に不足すると神経障害が起こりやすくなるため、1日あたり0.4mg以上の摂取が推奨されています。
癌のリスク低下にも葉酸
葉酸を多く含む食品は、緑黄色野菜、果物、レバーで、適切な量の摂取により、下記の癌のリスク低下に寄与していることがわかっています。
- 食道ガン
- 胃ガン
- 卵巣ガン
葉酸サプリなら手軽に摂取できます。食事での摂取が難しい場合には、葉酸サプリをお勧めします。