妊娠したい人のベストタイミング! 排卵日の2~3日前を狙おう

早く妊娠をしたいのに、なかなか授かることができない……。

そんな悩みを抱える夫婦は、実はたくさんいます。それを思うと「妊娠」とは、さまざまな条件と奇跡が積み重なって、新しい命が宿ることなのだと言えるでしょう。

一日も早く子供が欲しいと望む人にとって、自分でできる努力は惜しみなくしておきたいところですよね。

そこで、今回は妊娠したいと望む人のために、「妊娠しやすいタイミング」「妊娠を望む人が知っておくと良い知識」を掘り下げていきたいと思います。

 

妊娠を望むなら妊娠しやすい時期をチェック

あなたは、妊娠が可能な時期のことを、正確に知っていますか?

妊活や不妊治療にはさまざまな方法がありますが、手始めにより良いタイミングで性行為を行うことで、妊娠の確率を上げていくということを考えていきましょう。

不妊治療でも、まずは「タイミング法」と呼ばれる方法を取ることが一般的です。そう、タイミング法とはその名の通り、最も妊娠の可能性が高いと思われる日を予測して、その日に性交渉をもつ方法のこと。

それを実践するには、あなたの「妊娠できる可能性のある期間」をしっかりと確認しておく必要があるでしょう。

妊娠の成立のためには、子宮内膜が受精卵を受け入れることが可能な時期というものがありますが、それは「着床の窓(インプランテーションウィンドウ)」「妊娠の窓(ファータイルウィンドウ)」と呼ばれています。

その「窓が開いている」最適な時期に、受精卵が到着することを狙っておくと確率が上がるということです。

まずは、《妊娠できる可能性のある期間》ですが、排卵日の5日前~排卵日当日までの6日間(場合によっては排卵後+1.2日)だと言われています。

ですから手始めに、排卵日をできる限り正確に予測しておく必要があります。

 

排卵日のチェック方法

排卵日もまた、生理周期と同じように人それぞれ違い、特定することがなかなか難しいもの。しかし、自分の体と丁寧に向き合うことで、予測をすることは可能です。

その方法には、次のようなものがあります。

  • 基礎体温を測り基礎体温表をつけて割り出す
  • 排卵検査薬を使用する
  • 医療機関において卵胞チェック(エコー検査)を行う

 

卵子と精子の寿命を知ろう

妊娠とは、卵子と精子が出会って受精卵となり、それが子宮へ移動して着床することで成立する仕組みとなっています。

ここで忘れてはならないのが、卵子と精子の寿命です。

精子は女性の体の中で、5日間前後は生存可能だとされています。(時には7日間も生きる場合があるのだとか!)

それに対して、卵子はどうでしょうか? 実は、卵子の寿命は、排卵してから24時間以内であると言われているのです。

しかも受精可能な時間は実質約12時間しかありませんから、排卵日当日から頑張るのでは、妊娠の確率からみれば「タイミングが少し遅い」と言わざるを得ません。

寿命がわずか一日足らずである卵子を助けるためにも、寿命の長い精子の方があらかじめ排卵日の数日前から女性の体内にある状態で、精子が卵子を待っているようにしておくことが最善であるということになります。

 

排卵日当日は「ベスト」タイミングではない?

妊娠確率の高い期間には諸説あり、以前は排卵日当日を狙うようにという意見が多かったようです。

しかし、最近は排卵日当日を狙うよりも、排卵日の2日前〜3日前頃に行為のタイミングを合わせる方が確率が高い、と言われるようになってきました。

排卵日当日だけを狙っていたのでは、排卵日当日に仲良しをしたとしてもそれがすでに排卵後であったり、精子が卵子の寿命の間にたどり着くことができなかったりすることが考えられますからね。

そのため、最も妊娠の可能性が高いのは、排卵日の2~3日前を狙って仲良しの機会を持つことなのです。

 

ベストタイミングを狙うためにすべきこと

排卵日を正確に知ろう

先ほど、排卵日を予測するための方法として、下の3つを挙げました。

  • 基礎体温を測り基礎体温表をつけて割り出す
  • 排卵検査薬を使用する
  • 医療機関において卵胞チェック(エコー検査)を行う

では、具体的に排卵日を計算する方法を、一つずつ掘り下げていきましょう。

 

基礎体温を測り基礎体温表をつけて割り出す

もっとも基本的で身近な方法は、基礎体温チェックです。「基礎体温」とは、朝起きて活動前(ベッドの中にいる状態の時)に測定する体温のこと。

測り方は、あらかじめ枕元に用意しておいた「婦人体温計」を使って、起き上がることなくじっとしたまま体温を計測します。基礎体温表にその日の体温を記入し、前日の体温から線を引いてその推移をグラフにします。

このように体温を知ることで、女性の体が周期定期に繰り返している「低温期・排卵期・高温期」のリズムを把握することが可能になります。

動きは0.3~0.5までの間を、周期的に変化していると気が付くはずです。

  • 低温期/月経後~排卵前
  • 排卵期/排卵日直前~排卵日(低温期からさらに体温が落ちる→高温期へ移行する)
  • 高温期/排卵後~月経まで

ただしこれは、あくまでも大まかな時期を把握するための方法でしかありません。

確実な排卵日を定めることができるとは言えない方法なので、注意が必要です。基礎体温だけではなく、いくつかの方法を組み合わせて排卵日を特定していくのが良いのではないでしょうか。

なお、最近ではスマートフォンアプリで簡単に、基礎体温を管理できるものがあるので大変便利になりました。基礎体温を入力することで、排卵日を自動で予測してくれるという機能もあるので、そういったツールを活用して、妊活の体調を管理しておくのも良いでしょう!

 

排卵検査薬を使用する

妊娠検査薬というのは比較的有名ですが、排卵検査薬というものを知らないという人もいるかもしれません。

これは、排卵を誘発する「ヒト黄体形成ホルモン(hLH)」というホルモンを利用して、約1日前に排卵が分かるという検査薬です。

この仕組みからも分かるように、1日前のタイミングが分かるということなので、妊活中の方は特に「妊娠検査薬」とは違って月に何本も、頻繁に消費するという可能性が多いものです。

日本製は分かりやすいですし、薬局などでも手に入りますが、高くついてしまうこともあります。

今は海外製のものを、きちんと日本語のネット通販でまとめて購入するということも可能な時代になってきました。

海外の製品は、当然届くのに時間がかかり、説明書きの文字などは読めないことが多いのですが、たくさんの量をまとめて安価に買えるというのがメリットです。しかし、まれに粗悪品も出回っていることがあるようなので、その信頼性はきちんと調べてから購入に踏み切ることをおすすめします。

なお、中には排卵日2日前を教えてくれるというものもあるようなので、いろいろな種類を調べてみて、あなたの妊活ニーズに合ったものを見つけてみると良いでしょう。

 

医療機関において卵胞チェック(エコー検査)を行う

「もっと正確に、絶対的な排卵日を特定したい!」という場合は、病院に行けばそれが可能です。

基礎体温をつけておき、排卵日近づいたら予測した排卵日の2日前頃に病院に行き、超音波(エコー)検査で卵胞の大きさを確認するという方法です。

卵胞は、大体直径18~22ミリくらいになると排卵されます。その大きさで、排卵日を予測することができますよ。

 

排卵日前に仲良しの回数を増やそう

単純に、可能性を上げるためには、回数を増やすことがかなり有効です。

これまで、「頻繁に射精をしていると精子の質が落ちてしまう」ということが言われていた時期もありましたが、今はそうではありません。たとえ毎日であったとしても、精子の質や量や活動などがマイナスになっていくことはないのです。

逆に、一定期間以上射精をしていない場合の方が、精子の質は低下がみられるという研究結果も。ベストなのは毎日機会を作ることのようですが、それが難しい場合であっても2日に1度は仲良くすることが理想的です。

逆に言えば毎週2回のチャンスを作っておくだけでも、排卵日のタイミングを狙って……という計算が不要になるということ。

もしくは大まかに排卵期が分かれば、その期間だけでも意識的に妊娠の確率を上げていくことができます。

「着床の窓」「妊娠の窓」が開いている間にこそ、できる限り回数を重ねておくことが、赤ちゃんを宿すことができる確率をぐっと上昇させていくカギだということなのですね!

 

話題の「福さん式」で自分のタイミングを掴もう

インターネットで話題となっているのが、「福さん式」と呼ばれる経験豊富な元助産師・福さんが広めた方法をご存知でしょうか?

もう10年以上も前のことになるのですが、自身のサイト上で自らの妊娠中の経験談や、妊娠を目指す方へ時期に応じた助言をしていたりした方です。

ゲストブックで不妊に悩む多くの女性の書き込みを読んではアドバイスしており、その的確なアドバイスのお蔭で妊娠できたという人が多くいたため、妊活中の女性の間で話題になり、今なお広く知られ受け継がれている方法です。

その方法とは、自分自身の子宮口の様子とオリモノの様子を、「自分」で確認してタイミングを見極めて妊娠を目指すという画期的なもの。

福さんは自身のゲストブック上で、排卵日当日に関係を持つよりは、重要なのが排卵日前の4日間。しかもそのうちの、2~3日前を狙うことを強く推奨しています。

なぜなら、その時期こそオリモノが、精子にとって最も元気に前に進むことができる状態になっているから。さらに、子宮口も口を開いた状態になっています。

その確認方法は単純に、清潔な指で触診するというもの。

生理後の子宮口は「固く閉じているような状態」で、お尻側の高い目の位置に遠のいてしまっていて、触れない場合もあるのだそう。これは、妊娠しない時期にあたります。

反対に、排卵前の子宮口は「柔らかくて口がわずかに開いているような形」をしています。さらに位置も下の方に降りてきていて、その違いは実際に触って比較してみるとすぐに分かるようです。

また、子宮口周りを包んでいるオリモノの状態を、確認してみてください。排卵が近くなると、オリモノの量が増えて粘性の高い伸びのあるものに変わっていきます。その現象が起きている頃が、狙い目の時期だと言えるでしょう。

このように、自分自身で子宮の状態をよく把握することで、「自分なりの生理周期」が分かり、より正確なアプローチが可能になります。

くれぐれも傷つけたりすることのないようにしながら、妊活中の方は特に試してみてはいかがでしょうか?

 

産み分けとの関係性

また、「どうしても女の子がほしい!」や「男の子が待望です!」といった方もいらっしゃるかもしれません。

特に明確な根拠があるわけでもなく、絶対的なものとは言えないことですが、巷では「産み分け法」というものも存在しています。

その一つに、精子の平均寿命の男女(X精子か、Y精子か)の違いに着目して産み分けを行う、という方法があります。

女の子を望む場合は特に「排卵日の2~3日前」を狙うのがいいのだそう。

というのも、それぞれに

  • 女の子となるX精子は寿命が長く動きが遅い約2~3日の間生きている
  • 男の子となるY精子は寿命が短く約1日しか生きられないがスピードが速い

……このような違いがあるからです。

そのような特徴を使って、「排卵日2~3日前で女の子を狙う」「排卵日当日で男の子を狙う」などといった産み分けが可能な場合が多いとのこと。

ともあれ、精子にもそれぞれ個性がありますし、女性の子宮・膣内の環境も大きく関係してきますから、一概には言い切れないものでしょう。

どちらが生まれてくるにしても、愛しくてかけがえのない命であることには変わりありません。この産み分けについては、参考程度に覚えておくと良いかもしれません。

 

妊娠の可能性を「見える化」してくれる検査

妊娠の可能性を広げていくためには、自分の体についてきちんと理解をしておくことが大切だということも伝えてきましたが、そのための参考となる検査があることをご存知でしょうか?

これは女性と男性どちらにも可能で、それぞれ卵子と精子についての検査です。実際にご紹介しておきましょう。

 

卵子の数を知る「AMH検査」

女性は、胎児の段階ですでに、卵子(原子卵胞)の総数が決まっています。はじめは体の中に約200万個もあったこの卵子となる細胞ですが、生理を迎える時期を過ぎると20万~30万個に減り、その後もひと月ごとに1000個ずつ減っていってしまうと言われています。

この検査は、端的に言うと「卵子の在庫(残りの数)」を知ることができる血液検査です。

ただし、この検査によって導き出されるのは数のみであり、その質までは分かりません。卵子の質や順調な育成がなされるかどうかは、年齢との相関関係が高いものです。

「AMH」の指数イコール「妊娠率」というわけではありませんので、誤解をしないように気をつけましょう。この数値を知るということは、不妊治療がいつまで可能かどうかという目安になるもの。

たとえ若くても、卵巣の卵子の減りが非常に早いという場合もあり、そのような方は閉経の時期も早いのです。

自分の人生設計構築にも重要な役目を担うことになる、検査のひとつだと言えるでしょう。

 

精液の状態を知る「精液検査」

不妊という言葉を聞くと、女性の体の問題だけであるようにとらえられがちなのですが、その要因が男性の側にあるという場合もあります。

男性の精子についてを調べる場合は、精液検査を行いましょう。

この検査の結果からは、精液の量・精子の濃度・運動の量・運動の質・感染の有無・精子の形状といったことが分かります。

何かしらの原因で「不妊」と言われる状態にある時は、まず夫婦で協力しながらその原因を調査することで、改善を目指すことが大切ですね。

 

赤ちゃんを宿すタイミングには準備も大切!

いかがでしたでしょうか?

産婦人科医の声の多くを聞くと、「なかなか妊娠できない……と悩んでいる方は、SEXを行うタイミングに問題があることが多い」そうなのです。

適切な時に、より確実性の高い方法でチャレンジをしてみると、妊娠することができたということが往々にしてあるのだとか。

妊娠のためには、まず自分の体の状態を観察して、よく理解して進めていくことが近道かもしれません。

お腹に赤ちゃんがやってきてくれることを願って、基礎体温の把握などは忙しい方にとっては、少し大変なこともあるかもしれませんが、ぜひ根気よく続けてみてくださいね!

妊娠したかどうかのチェックは「妊娠検査薬」を活用しよう!